2008年までご愛顧いただいた「目指せFI」ウェブサイトは2009年、「FI Planning」として全面リニューアルいたしました。

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FI文庫

家計と暮らし

The Road To Wealth
★★★★★ (5ポイント)
著者: Suze Orman
The Road To Wealth

アメリカで普通に暮らすために必要なお金に関する知識を全て集めたような本。借金から始まり、結婚とお金、家の購入、保険、進学資金(アメリカでも子供の大学費用は親にとって頭の痛い問題)、Retirement Plan*1、株、Mutual Fund(投資信託)、債券、年金、そして遺言/トラストまで、普通の人が一生のうちで必要な資金/資産について解説しています。内容は全てQ&A形式になっていて、自分に必要なところだけ読めるようになっています。

500ページを超える分量ですので、全部を最初から読むよりも 辞書として使ったほうが良いでしょう。

The 9 Steps to Financial Freedom
★★★★★ (5ポイント)
著者: Suze Orman
The 9 Steps to Financial Freedom

Suzeのお金に対する思いと経験談、セオリーが詰まった本。ミリオンセラーの改定3版。2006年時点での最新情報に更新されているのがうれしい。具体的なアドバイスもありますが、どちらかというと考え方に力を入れて書いた本です。お金を貯めたり、保険を考えたり、これから「行動を起こそう!」とモチベーションが高くなる本です。

具体的な投資方法などについてはThe Road To Wealthのほうが詳しく、カバーしている範囲も広くなっています。内容はWomen & Moneyと重なる部分も多いので、どちらか一方を読めば、考え方の基本は分かります。

The Laws of Money, The Lessons of Life
★★★★★ (5ポイント)
著者: Suze Orman
The Laws of Money, The Lessons of Life

Suzeが2003年1月に出版した、彼女の哲学の集大成とも言える本がこの「The Laws of Money...」です。お金に対する「心」の持ち方、考え方を切り口に、お金が全てではない事、人間関係など、彼女の考えを分かり易く述べています。この本は、資金運用のテクニック的な内容はほとんどありませんが、お金の扱い方を5つの法則で説明しています。

この本の内容は、もう「Finance」の領域を越えて「Life」と言えるでしょう。彼女は「People First、then Money, then things.」と言っています。その本当の意味を理解してもらうために本書を書いたのではないでしょうか。その上で、お金が自分の人生に貢献できるような方法を提示しています。

私はオーディオブック(Suze自身が語りかけています)を購入しました。冒頭にでてくるたとえ話だけで、この本を買って良かったと思いました。人生を豊かにするために、お金もその要素の一つとして、「正しく」*2扱っていこう、と思う人は必読書と言ってもいいのではないでしょうか。お勧めの一冊です。

The Courage To Be Rich
★★★★★ (5ポイント)
著者: Suze Orman
The Courage To Be Rich

私が持っているのは本と同一内容(Unabridged)のテープ版です*3。この本(テープ)は内容としては上記の「The Road To Wealth」と同じ事をカバーしています。「The Road To Wealth」は全てQ&A式で辞書として使うのに適しているのに対して、こちらは解説がメインでアメリカでの金銭管理を一通り勉強しておくのに適しています。どちらか一方があれば十分でしょう(もし見たければ図書館or立ち読みで充分)。本書は普通の生活の中でお金にまつわること全般を解説して、 タイプ1のリッチを目指す人向けです。

このテープ、友人に貸したのですが、「参考になった」と言ってもらえました。この手の本を読んだ事が余り無い場合はお奨めです。テープは高いので本を読む時間がある場合は本の方が良いかもしれません。

Women & Money
★★★★★ (5ポイント)
著者: Suze Orman
Women & Money

Suzeが女性とファイナンスへの思いを込めた最新著書です。フィナンシャルプランナーとして、そして最近はテレビでのファイナンス相談者としての経験から、女性が様々な場面で金銭的に苦労したり、不利な立場になっていることを知っているのでしょう。そんな女性への彼女のメッセージを、簡単な言葉で解説し、ステップバイステップで行動に移せるようになっています。

パーソナルファイナンスとしてトピックの中心になりがちな投資や資産運用の話はリタイアメントプランの一部として出てくるだけです。それ以外に生活の基盤をしっかりするために、銀行口座、クレジット、リタイアメントプラン、保険、そして法的書類の準備にページが割かれています。

まだアメリカのファイナンスを知らない人にとっては、全体像を把握するのに彼女の示すステップは非常に役に立つものでしょう。アメリカでのファイナンスの基本をわかっている人でも、女性の視点として重要なこと、家族のために何をしなければならないか知りたい人には貴重な情報が書かれています。

本書はTD Ameritradeとタイアップしていたり、ウェブサイトへの誘導が多くなっていたりと、人によってはマーケティング主体の本のような気がする人もいるでしょう。私もそう思っていましたが、これだけのしっかりした内容であれば、それも気になりません。また、本書を買った人専用のウェブサイトで、1冊には書ききれなかった重要な内容もカバーしています。本書で概要を把握したら、自分が必要な部分はウェブサイトでじっくり勉強すると良いでしょう。

The Truth About Money
★★★★★ (5ポイント)
著者: Ric Edelman
The Truth About Money

投資から始まり、住宅購入、税金、老後資金、保険、相続計画(Estate Planning)、フィナンシャルアドバイザーの選び方まで、お金に関する総合的な解説書です。内容はしっかりとしていて、例えばBondのDurationと利息の関係なども数式を出さずに分かるように解説しています。こういった本では「○×の投資はこうしなさい」と書いてあってもなぜそれが良いのか、分からない場合があります。この本はなぜそうしなければいけないのかという理由まで良く分かるようにかかれていて、大変参考になります。

ある程度、金融知識がある人は「これは自分のスタイルとは違うな」という部分もあるかと思います。逆に自分のスタイルがない場合はこの本が推奨する方法で始めてみて、自分なりのスタイルをそこから作っていけば良いでしょう。総合的な本が欲しいと思っている人にはお勧めの一冊です。

Guide To Financial Independence
★★★★★ (5ポイント)
著者: Charles Schwab
Guide To Financial Independence

まだ投資をやったことがない人、漠然と「将来のためには投資を考えたほうがいいけど、一体どこから始めよう」と考えてる人、投資=株取引と決めてかかって全く経験がない人。投資を始めたいけど、まだ何も知らない、こういった人向けの超お勧め投資入門がこの本です。私はテープ版(要約版)を聞きましたが、3時間と言う短い時間に、Mutual Fund を中心に、どういった考え方で投資を始めるといいかが良くまとまっています。

出版時点と状況が違うためか、T-Billなどのアメリカ国債に関する記述は、若干古いものがあります。テープ用に要約した内容になっている為、明らかに説明不足の個所もあります(保険など)。おそらく、オリジナルの書籍では詳しく説明があると思いますので、テープを聞いて、投資を含む資金運用を考えて見よう、という人は書籍を買ってもいいかもしれません*4

いずれにしても、このテープは投資初心者/未経験者にとって大いに参考になり、最初のスタートとなる考え方を明確にしてくれます。お勧めです。

Insurance for Dummies
★★★★★ (5ポイント)
著者: Jack Hungelmann
Insurance for Dummies

保険に関する総合解説書です。保険全般に関する基本的で重要な考え方の解説から始まり、自動車保険、住宅保険、アンブレラ保険(追加賠償責任保険)、健康保険、傷害保険、生命保険と、ほぼすべてのタイプの保険を扱っています。また、保険会社へのクレーム(保険金請求)の際の注意点や、保険エージェントの選び方など、著者の保険エージェントとしての経験が活かされた内容となっています。

レンタカーやボートを借りるときの注意点や、結婚式やパーティーなどでの賠償問題とその保険方法など、忘れがちな事項もカバーされています。また、複数の保険、例えば自動車保険と住宅保険の賠償責任の保険金額の設定方法など、1つの保険だけを考えていては思いつかない重要な事項を説明してくれています。私はその章を読んで、すぐに保険を見直しました。

アメリカは訴訟社会ですから、どんなところから賠償責任が発生するか分かりません。自分と家族の生活と資産を守るために、この本はお勧めです。

The Everything Personal Finance in Your 20s & 30s Book
★★★★☆ (4ポイント)
著者: Debby Fowles
The Everything Personal Finance in Your 20s & 30s Book

アメリカで必要なお金に関する総合的な知識を分かりやすく書いた本。予算の立て方など考え方から始まり、銀行口座、リタイアメントプラン、結婚に関することまで幅広くカバーしています。どの項目も余計な情報が無く、必要な情報を簡潔に書いているので、分かりやすく、簡単に読めます

日本からアメリカに来ると、特にお金に関して常識的なことであっても分からないことが多いものです。その点はアメリカ人の20代、30代と同じ状況といえます。初めてアメリカに来た人にとっては年齢に関係なく役に立つ本だと思います。

この本は広範囲をカバーしているので、アメリカ生活でどのような事を考えなければいけないか、全体像を掴むのに適しています。概要が分かったら個々の項目は自分で他の書籍やウェブで調べていけばよいでしょう。

Personal Finance For Dummies
★★★★☆ (4ポイント)
著者: Eric Tyson
Personal Finance For Dummies

自分の家計をうまくやりくりする方法を分かりやすく説明した本。お金を賢く管理する事の意義から始まり、貯蓄、節約(これ無しではどんなに収入があってもFIには成れません!)、投資、そして保険について書かれています。トピックごとにどうすれば良いのかが書いてあるだけでなく、「なぜ、それが必要か」「どういう考えで管理したら良いか」など著者の哲学がにじみ出ています。 タイプ1のリッチに成るための道筋が書かれていると言えるでしょう。まだ、この手の 家計をうまく管理していこうという趣旨の本を読んだ事が無い人にはお奨めです。個々のテーマ、例えば投資については、そのテーマだけに絞った本などを読んだ事があれば飛ばしても構わないでしょう。私がこの本を買った理由は保険について簡単に知りたかったからなので、投資の部分はほとんど読んでません*5

Ordinary People, Extraordinary Wealth
平凡なのに、なぜかお金が貯まる人の「8つの習慣」
★★★☆☆ (3ポイント)
著者: Ric Edelman
Ordinary People, Extraordinary Wealth平凡なのに、なぜかお金が貯まる人の「8つの習慣」

「凡人による非凡な資産(形成)」とでも訳しましょうか(^^? 普通の人が考えている、金銭的に「良いこと」が実は余り良い事ではないんですよ、という論調で書かれています。例えば「住宅ローンを早く払い終わって、家を自分のものにする」や「投資はdiversify (多角的に投資)する」などが、実はWealthy(裕福)な人が裕福になった方法ではありませんよ、と言っています*6。この本は経済学や財務の知識がほとんどない人でも理解できるようにかかれていますので、非常に分かりやすい本になってます。逆にそのような知識のある人にとっては、「In Their Own Words (裕福になった人からの言葉)」のセクションは冗長で退屈かもしれません。いずれにしても、 FIとお金持ちで書いたRich(もしくはWealth)のうち、タイプ1のRichになるための本といえるでしょう。内容は面白いのですが、冗長である部分が多いので評価は ★★★=3ポイントです。

Wealth Protection Secrets of a Millionaire Real Estate Investor
★★★☆☆ (3ポイント)
著者: William Bronchick
Wealth Protection Secrets of a Millionaire Real Estate Investor

TrustやLLCを使った資産を訴訟などから守る方法を解説しています。また、Partnershipや遺産の継承についても解説しています。しかし、どれも非常に簡単に概念を説明するだけで、細かいところはこの本だけでは分かりません。ただ、アメリカでは州によって法律が違うのも、この手の書籍が詳細まで解説できない理由でしょう。

この本を読めば少なくとも大雑把な資産保護の枠組みは分かります。実際にTrustなどを使おうという人は、最終的には弁護士などに相談する事になりますから、その前の簡単な予習と思えば良いでしょう。

Smart Couples Finish Rich
★☆☆☆☆ (1ポイント)
著者: David Bach
Smart Couples Finish Rich

カップルとしてどのように資産形成をして、どのように話し合い、どうやって将来に備えるか、という内容を期待していたのですが、全く裏切られました。内容は401(K)、IRA、複利の意味、無駄遣いの節約など、FIを目指す人なら必ずカバーしなければいけいないことですが、単に全ての解説に「カップルとして(as a couple)」を付けただけです。カップルとしての、例えば節税方法だとか、価値観だとか、そういったことを期待してたのですが。それでも、まだこれらのトピックに馴染みがない人には簡単に説明していますので、お勧めです。これらのトピックをしっかり身につけたい人はThe Road To Wealthがお勧めです。

Complete Book of Money
★☆☆☆☆ (1ポイント)
著者: Mark Levine
Complete Book of Money

お金が関わるあらゆることについて、解説しようとしています。投資や貯金だけでなく、葬式費用、相続、老人ホームなど、人生の中で(特に老後)お金が必要になることすべてを網羅しようとしています。そのため、一つ一つの内容は浅く、これを聴いただけでは、具体的なところは何も分かりません。また、解説の順序がばらばらで投資の後に老人ホーム、その後に年金と、一貫性がありません(投資と年金を続けて話したほうがいいと思われるのに)。[追記]もう一度聞き返したところ、トピックがアルファベット順になってることが分かりました。本を読むときは辞書的に使えるので便利でしょう。また、インターネット、ヤードセール、アウトソーシングと、無理やり詰め込んだと思われる内容もあります。この本は「Coomplete Book of Incomplete Money Tips」とでも言えるでしょう。

*1 : アメリカには退職金の無い会社も多く、老後の収入をどうするか、というのは個人が考えなければいけない重要な問題です。
*2 : 正しく扱うことと、「たくさん」扱う事は同義ではありません。たくさんのお金を「間違って」使えば、それは豊かな人生とは言えないでしょう。
*3 : 要約版(Abridged)もあるようです。
*4 : ただし、書籍であれば詳しい本は多数ありますから、必ずしもこの本でなくても構わないと思います。
*5 : 同じ著者のInvesting For Dummiesで投資については詳しく書かれています。
*6 : ただし、深く突き詰めると「住宅ローンを早く払い終える」などは資産運用全体の中で考え、有効な場合もあります。この本ではタイプ1のRichを目指しているので、そこまで深入りはしてませんから、もっと知識のある人は書いてあることの本質を理解して、ケース・バイ・ケースで応用して見ましょう。
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